サイト名： Anxnaus
URL： http://art.anxnaus.com/
　　
作者： 佐吉(sakichi)。埼玉県民です。
出身： 山口生まれ埼玉育ち。今は埼玉県在住。

活動について：
夜や休日など合間を縫って、アクリルでキャラクター画を中心に制作しています。
最近は民話や寓話などをモチーフにすることが多いですが、オリジナルも描きます。
東京メインでイベント参加中心に活動中。

すきなもの：
・世界の民話・童話・寓話など。特に寓話。各地のトリックスターには興味津々。
・ケルト(アイルランド)音楽。ティンホイッスルを短期間習いましたが挫折。今はバウロンがやってみたい。
・本は脳科学、哲学、図像学、民話関係、宗教学関係を読むことが多い。たまに古典小説。ホラーすき。
　読んでいるときはたのしいけどあまり頭には残らない。

コンセプト：
すきなものをすきなように、ふらふらと描いてきているけれど、一貫しているのは大体いつも三つのこと。

*不安=存在「赤い目」
赤い目は、自分自身にとっての不安の象徴。
常に正面=自分を見つめるその目は自分自身に存在を問いかける。
その目を見るたびに自分は自分自身の存在を思い出す。
不安というと、ネガティブな印象を受けるかもしれないけれど、
ここでの不安は自分自身の存在を見つめる、存在に向き合う、存在への純粋な志向であり、存在そのものだと思っている。

*言葉にならない言葉「記号」
自分が「山」という言葉から思い浮かべる「山」と、他者が思い浮かべる「山」は、まったく異なる。
「山」を表す記号は想像の鍵であり、「山」の形や色、概念を限定しない。
記号は寓意であり、シンボルであり、一つの描かれた民話があったとして、解釈も、想像する景色も人によって違う。
記号は自分自身の山=世界への扉であり、言葉にできない自分そのもの。

*ユーモア「話」
どこか滑稽で、それでいて人間の痛いところをつくような、普通と思っている諸々を打ち崩す様な、面白みと不安とを兼ね持つような。
不安=存在を笑い飛ばし、馴染み、超越するような。存在それ自体を遊ぶような姿勢。

Anxnausの由来：
Anxiety(不安)とnausee(吐き気)を繋げた造語。
白黒の絵を描いていた頃に作った言葉だけど、気に入っているので今も使っている。
対象のない不安という感覚が、根源的な「存在そのもの」に近づきうるという考えと、 J・P・サルトルの小説「嘔吐」を読んだとき、「存在そのもの」に直面する感覚について共感した部分があったので。
この言葉によって、自分は自分の根底部分を思い出し、忘れないでいられる気がする。